2012年1月25日

TRAVELER'S Crepes


 
クレープというと、原宿で女の子が食べるような流行りものとして知ったこともあって、ちょっと気恥ずかしい食べ物だなあという印象がありました。きっと、多くの同年代の男性にも、同じようなイメージがあると思います。売っているお店もたいていがパステルカラーで作られた可愛らしい屋台で、男がひとりで買うのはちょっとためらうようなところばかりだし、甘いものが嫌いではないのに、どちらかというと縁遠い食べ物でした。
 
そんなイメージが変わったのは、タイのバンコクでクレープがメインのカフェに行ってから。そこは、世界中を旅していたスイス人オーナーが旅先として立ち寄ったタイが気に入り、そのまま腰を落ち着けて作ったという触れ込みのカフェ。決して豪華ではないのですが、コロニアルスタイルとでも言うのでしょうか、ヨーロッパ特有の大人の落ち着いた雰囲気と南国のゆるいのんびりした空気が同居した素敵な店内でいただいたクレープは、いままでのクレープのイメージとは違って、丁寧に作られた大人のデザートという印象でした。
 
歩きながらではなく、心地よい空間で、コーヒーを飲みながらゆっくり食べる。そんなスタイルのクレープが気に入ってしまい、今では旅先の素敵なカフェでクレープがメニューあると、つい頼んでしまいます。ただ、なかなか巡り会えないんですよね。
 
前置きが長くなってしまいましたが、今週末のトラベラーズファクトリーのイベントでは、アアルトコーヒーの庄野さんと一緒に、dans la natureのなっちゃんが来てくれて、クレープを焼いてくれます。カスタマイズ・クレープということで、お好みの組み合わせが選べるようにクリームや具材、ソース、トッピングを3種類ずつ用意くれます。
 
ベースとなるクレープ生地に、トラベラーズノートのリフィルを選ぶように、クリームと具材を選ぶ。さらに、ビーズやチャームを付けるようにソースやトッピングを加える。まさに、トラベラーズファクトリーにぴったりのおやつです。クレープが好きな人にはもちろんですが、クレープとはちょっと縁遠いようなかつての私みたいな方にも、ぜひ食べてほしいなあ。ほんとに美味しいですよ。