2012年4月16日

Iron & Leather


 
トラベラーズノートの革は、過剰な表面加工を施していないため、傷が付きやすかったり、厚みや固さ、色など個体差があったりしますが、それゆえに革本来のナチュラルな質感や、使うほどに味がでてくる経年変化を楽しむことができます。自分が使い続けた証だと考えると表面に増える傷すらも愛おしくなってきます。真鍮や鉄もメッキを施せば、何もしなくてもいつまでも光り輝き続けますが、長い間使い続けられた無垢の金属が出す独特の味わいは、メッキでは決して味わうことができない深みがあります。
 
葉山で4月20日にオープンする鉄をコンセプトにした調理器具と料理のお店「クック&ダイン」のプレオープンレセプションに行ってきました。かつて材木置き場だった場所をリノベーションした店内に入ると、ダッチオーブンや南部鉄器、鉄板を叩いて曲げて作ったというフライパンなどが並んでいます。
 
鉄には、重くて錆びやすいというデメリットがありますが、逆にずっしりとした重みを感じる存在感や無垢の素材特有の温かみがある質感は、道具としての美しさを感じさせてくれます。なによりダッチオーブンでローストした肉や野菜は、素材そのものが持つ甘さや旨味が凝縮されてとても美味しい!鉄の素晴らしさをたっぷり堪能させていただきました。
 
こちらでは、鉄と一緒に使ってほしい道具としてトラベラーズノートも扱っていただいています。葉山は、海もあるし他にも面白いお店がたくさんありそう。今度はゆっくり葉山周辺を巡りながら訪れてみることにします。
 

 

 

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