2012年12月 3日

Christmas Song

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夜の街を歩いていたら、クリスマスのディスプレイが華やかに飾られていたり、ロマンチックな気分になるライトアップもあったりして、年の瀬が近付いてきたのを実感します。
 
そろそろクリスマスソングが似合う季節になってきたようです。華やかなバブルな時代にあまり華やかでない学生時代を送ってきた反動なのか、クリスマスソングのロマンチック気分の押し付けのようなところに反感を抱いていた時もありましたが、最近は季節を感じられる音楽として、素直に楽しむことができるようになりました。まあ、大人になったということなのかもしれません。
 
あらためて聴いてみるとクリスマスソングもいいものです。White ChristmasとかJoy to the Worldなどのスタンダードなクリスマスソングは、昔から何人ものミュージシャンが歌っているので、聴き比べをしてみるのも楽しいし、曲を聴くだけで心の中がワクワクした気分と切ない気分がまざったクリスマス独特の雰囲気に包まれます。クリスマスソングには、どんどん気温が下がって寒くなっていく季節、心に温かなあかりを灯してくれる効力があるようです。トラベラーズファクトリーでもクリスマスに似合う音楽をかけてみようかと、いろいろ選ぶのも、大切な人のパーティーの準備をしているようで楽しい。
 
そんなわけで、おすすめのクリスマスアルバムをいくつか紹介したいと思います。
 
スフィアン・スティーヴンス「Silver&Gold」
アメリカのフォークを基調に、様々な楽器を駆使し独特の哀愁を感じさせる音楽を奏でるスフィアンが今年リリースされた5枚組のクリスマスアルバム。フォーキーだったり、厳粛な聖歌隊のようだったり、ピコピコのデジタル音だったり、さまざまなスタイルで、クリスマスソングを奏でてくれます。
 
ビンス・ガラルディ「A Charlie Brown Christmas」
スヌーピーが登場するアメリカのアニメ「ピーナッツ」のクリスマス版のサウンドトラック。小さい頃あのアニメを母親と映画館で見たことがあってどんな話だったのかすっかり忘れてしまっているのに
とても切ない気分になったことだけは覚えています。音楽は、大人が聴いてもすばらしい、ちょっと切ないクリスマスジャズアルバムです。
 
・山田稔明「Christmas Songs」
7月にトラベラーズファクトリーでライブをやってくれた山田さんから届いたクリスマスソング集。クリスマススタンダードを山田さん流にカバーしています。アコースティック楽器の音色と山田さんの声がとても優しく心に響きます。寒い日に温かい部屋でのんびり聴けば、心も温かくなります。
 
そして、最後に今度クリスマス音楽会を開してくれるtico moonさんも「Christmas album」があります。ハープとアコースティックギターの優しい音で奏でるクリスマスソング。坂本教授「戦場のメリークリスマス」カバーも収録。これがファクトリーの2階で鳴るのを想像するだけで、わくわくします。