TRAVELER'S TIMES Vol.8
京都の恵文社一乗寺店では、本や雑貨の他、少しですがCDも置いてあって、7月のイベントで行った時に、一枚購入しました。
前に何かで見たゆるい絵のジャケット写真をうっすらと覚えていて、それを恵文社で見つけ、それだけで、"買うべきである"というメッセージのような気がして悩むことなく自然とレジへと持って行きました。そんな風に直感で手に入れたCDや本は、ハズレであることはめったになく、夏の間何度もリピートすることになりました。
それは、ヨ・ラ・テンゴのベーシストがDumpとして、93年にリリースしたアルバムの再発CD。宅録で制作した手作り感あふれる荒削りな音ですが、音楽に対する愛情と音を奏でる喜びがたっぷり感じられ、とても素敵な作品。ゆるいエレキのコードストロークの弾き語りでつぶやくように歌う「ムーンリバー」のカバーは、切なくてとても愛おしい名演奏。恵文社で見つけなければ、きっと聴くことがなかったし、お気に入りのお店でそんな出会いがあるのがやっぱり嬉しい。
さて、今週はいよいよトラベラーズノートの2014ダイアリーの発売です。今回は新しく下敷とカスタマイズシールが発売となります。それについては後日改めて紹介させていただくことにして、今日はあわせてリリースされるTRAVELER'S TIMESの最新号について。
8号目となる今回は、パスポートサイズの5周年記念号。6月に行われた香港スターフェリー船上イベントのレポートも掲載しています。また、毎回おなじみのHow to Use TRAVELER'S notebookのコーナーは、先日、トラベラーズファクトリーでニューアルバムリリースにあわせてライブを行ってくれたシンガーソングライターの山田稔明さん。彼はその本業である音楽はもちろんなのですが、文章も素敵なのです。音楽家らしい独特のリズム感のある、詩的な言葉をちりばめた文章で、トラベラーズノートについて綴ってくれているこのページは必読です。店頭で見かけたらぜひ、手に取ってみてください。
山田さんのニューアルバム「新しい青の時代」も「dump」とともに夏の間リピートを繰り返しているCD。ぼくが恵文社でお気に入りの音楽に出会ったように、TRAVELER'S TIMESで山田さんのことを知って、その音楽を聴いてみようかなという方がいたらこんな嬉しいことはありません。
TRAVELER'S TIMES Vol.8
<CONTENTS>
表紙 :TRAVELER'S notebook on Star Ferry
特集 :TRAVELER'S notebook Passport Size
How To Use Passport Size
TRAVELER'S notebook Gathering on Star Ferry
連載 :How do you use TRAVELER'S notebook
<山田稔明氏(シンガーソングライター)>
付録:Paper Craft トラベラーズトランク
巻末 :ポストカードキャンペーン入賞作品の
一部をご紹介
PRICE:¥0