TRUCK TRAVELER'S FACTORY
先週、12月3日からのイベントの打ち合わせもあって、TRUCKのオーナーで、作り手でもある黄瀬さんと唐津さんがはじめてトラベラーズファクトリーにやって来てくれました。
嬉しかったのは、目を輝かせながらお店の中を眺めているお二人の姿を見ることができたこと。特に黄瀬さんは、2階で打ち合わせをしているときも、TRUCKのソファの横に置いてあったボブ・ディランのレコードを手にしながら、「これCDで持ってるんだけど、レコードの方がかっこいいね」と言ってみたり、並んでいる本の背表紙やノートのディスプレイに目をやったりで、気もそぞろ。コラボレーションで作るブラスペンのデザインを確認すると、「また下を見てくる」と打ち合わせを唐津さんにまかせて、買い物のために、1階のお店にひとりで降りていってしまいました。そして、しばらくすると、「やっぱりほしくなっちゃて」と手提げ袋にトラベラーズノートとリフィルを何冊か入れて戻って来ました。
そう言えば、ぼくらが大阪にあるTRUCKのお店に行った時もそうだった。店に入るなり胸が高鳴って、わくわくしながら家具はもちろん、一緒に置かれてある小物やオーディオ、掛けられたポスター、照明、壁や床などをひとつひとつ食い入るように眺めていたのを思い出します。その後、敷地内にあるシロクマ舎の工房を見せてもらった時は、使い込まれた道具やテーブル、さらにその置き方、棚に並んだファイルや資料も材料ぜんぶTRUCKらしくて、とにかくかっこよかったなあ。
あの時は、まだトラベラーズファクトリーはなくて、あの場所を見て、やっぱり自分たちの場が欲しいという思いをより強くしました。そんなわけで、今回、黄瀬さんと唐津さんがぼくらが作った場所を見に来てくれたのはとても嬉しかったし、彼らとコラボレーションができるのは、長年の片思いが実ったような気持ちなのです。
トラベラーズファクトリーの中目黒では、12月3日よりTRUCKの雑貨「シロクマ舎」の出張コーナーが展開されます。イベントにあわせて、トラベラーズファクトリーのためにブラスペン専用のペンケースも作ってくれました。さらに、12月中旬にはTRUCKのロゴがプリントされたブラスボールペンが登場します。こちらは、トラベラーズファクトリーとあわせて大阪のTRUCKでも販売されます。TRUCKのソファの余り革を使い、革の端っこの部分であるミミや傷を活かし、ハンドステッチで作られた、カードケースやポーチ、キーケース。どれもほんとうにおすすめです。ぜひ、一度手にとってみてください。
次は、TRUCKでイベントをしてみたいなあ。その時に、黄瀬さんのトラベラーズノートがどんな風にカスタマイズされているのかを見るのも楽しみ。