2015年3月 9日

Blue is coming soon!

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いよいよ今週、トラベラーズノートの新しいラインアップが発売になります。新しいプロダクトのリリース時は、いつも不安と期待の入り交じった複雑な気持ちになります。
 
トラベラーズノートとその仲間たちは、毎年3月にあたらしいプロダクトをリリースしています。はじめてトラベラーズノートが発売されたのが2006年なので、あれから10回目の3月を迎えることになるのですが、発売時に感じる緊張感は9年前と変わらないような気がします。特にブルーエディションは今までとはちょっと違った新しい試み。理想的な色と革の質感を出すためにタイの工場と打ち合わせをしながら、何度も試作を繰り返して苦労した分、皆様の手に渡った時にどんな風に感じてもらえるのか、今もドキドキしています。
 
そして、ブルーエディションとあわせて発売するPAN AMコレクション。トップの1958年のパンナムの広告がもとになっているイラストの女性客室乗務員の手にあるのは、ブルーエディション。よーく見ると、右側で並んで歩くパンナム乗務員たちの何人かの手にもトラベラーズノートが見えます。もちろん、この時代にはトラベラーズノートは、影も形も存在していなかったのですが、もしも、この時代に存在していて、さらにPAN AMの機内備品としてトラベラーズノートが採用されていたら? なんてことを想像して作ってみたのが今回のコレクションです。
 
当時、パンナムのロゴが入ったエアラインバッグを搭乗客に配っていたそうですが、その代わりにトラベラーズノートを配ることになったら、こんなデザインのリフィールがセットされていて、チケットやバゲッジタグの半券が収納できるジッパーケースが付いていて、さらにカスタマイズのためのステッカーもやっぱり欲しい……。そんなことを想像しながらデザイナーのハシモトが形にしていきました。ヘッドにパンナムロゴのチャームが付いたブラスボールペンなんて、まるで当時のCAの胸ポケットに入っていたかのような仕上がりになっています。
 
1960年前後の日本では、まだ飛行機で海外へ行くなんていうことが、一部の特別な人にだけ許された夢のような旅だったと思います。だけど、それ故に当時のエアライングッズには、飛行機の旅に対する夢がいっぱいあって、眺めているだけでわくわくします。
 
トラベラーズノートもまた手にすることで、あたらしい旅を想像してわくわくする気持ちにさせてくれる、そんなプロダクトでありたいと考えています。その2つが組み合わされることによって、さらに夢が広がると嬉しいなあ。
 
というわけでは、ブルーエディションとパンナムコレクションは、3月13日より発売となります。もちろん、トラベラーズファクトリー中目黒、エアポート、オンラインショップでも13日より発売を開始します。よろしくお願いします!
 
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