ありがとう台湾!
トラベラーズカンパニーキャラバン台湾のオープニングイベントを無事終え、日本に帰ってきました。ほんとうにびっくりするくらいたくさんの方がトラベラーズノートを手に会場に足を運んでくれ、もう嬉しくて、ありがたくて、興奮の日々でした。今は心地よい疲れのなかで、余韻に浸りながら日記を書いています。
台湾に着いた日。ホテルにチェックインした後、会場となる誠品書店信義店に行くと、既に設営を進めているスタッフたちが笑顔で迎え入れてくれました。早速僕らもその中に加わり、みんなで商品を並べたり、看板や什器を設置したりして、会場作りを続けました。所々に置かれたヴィンテージのトランクやミシン机などの装飾品は、スタッフの実家にあるものや友人のものを借りてきてくれたとのこと。一昨年前にイベントを開催した敦南店の方も手伝いに駆けつけてくれました。
みんなで手際よく、同時に楽しそうに仕事をする姿は、まさにみんなの大切な友人のためのサプライズパーティーの準備をしているようで、会場ができあがるに連れ、ワクワクする高揚感も増していきました。そうそう、この感じなんですよね。
さて、翌日オープンの1時間前に会場に向かうと、すでに入り口にはたくさんの方が並んでいます。僕らはドキドキしながら、最後の調整をして、お客様が来るのを待ちました。オープンと同時に、会場は人でいっぱいになり、商品や展示物に見入っていたり、スタンプをノートに押したりしながら、笑顔で楽しんでいるのを見ることができました。台湾に来てくれてありがとう、と声をかけてくれる方もいて、トラベラーズノートが台湾でたくさんの方々に愛されているのを実感することができました。
台湾の人たちと話をしたり、お店を見て思うのは、素敵だと思う感覚や好み、人との程よい距離感、温かさ、人情などに、とても日本人と近いものを感じることです。台湾にいると穏やかな気持ちになるのと同時に、懐かしさを感じるのは、むしろ僕らが忘れてしまいそうな、そんな感覚を思い出させてくれるからなのかもしれません。今度は、ゆっくり台湾を旅してみたいなと思いました。
そういえば、台湾は、東日本大震災の時にはもっとも多くの義援金を送ってくれて、さらに熊本地震でもいち早く支援に動いてくれています。台湾の方々にあらためて感謝をするのとあわせて、熊本で、被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。平穏な気持ちで過ごすことができる日々が少しでも早く訪れますように。