2017年8月 7日

Let's get on TRAVELER'S TRAIN!

20170807aaa.jpg
 
8月、夏がやってきた。今年の夏はどこへ行こうか、何をしようかと思いを巡らすのも楽しい時間だ。今年はトラベラーズファクトリーステーションのオープンがあったりして、なんとなく電車で遠出をしたいなあと思っていたら、いろいろなタイミングが重なって岡山へ行くことになった。
 
早速調べてみると、ずっと鈍行列車で行くと。朝早く東京を出てもたっぷり丸1日かかる。途中でご飯を食べたりしなくちゃいけないから、着くのは夜の遅い時間になるだろう。電車旅を満喫するには十分すぎる時間だ。
 
まずは駅に行き、青春18切符とポケットサイズの時刻表を買ってくる。青春18切符は5日分あるので、帰りは途中のどこかの街で泊まってゆっくり帰ることにしよう。車内では時間がたっぷりあるはずだから、本を買いに行く。ずっと前に読もうと思っていた長編の連作を見つけて購入。iPhoneにはトラベラーズファクトリーで流しているBGMがたっぷり入っている。これでさらにトラベラーズノートがあれば、長い車内で手持ち無沙汰になることもない。夏は荷物が少なくてすむのもいい。前回使った時に壊れたままだったトランクを使えるように直す。出発まではまだ何日かあるけど、トランクに荷物を詰めたら、そのままさっと出かけられるこの感じがいいなあ。
 
「どこにいようが、おれのトランクはベッドの下からいつでも取り出せるようになっている。いつでも出ていける。いつ叩き出されてもいいようになっている」

これは小説『オン・ザ・ロード』で自由奔放で旅するように暮らすサル・パラダイスが言うセリフだ。寅さんは、家族と喧嘩をしたり、好きだった女性に振られたりして、家に居づらくなると、2階の部屋でささっと荷物を詰めて、ジャケットを肩にひっかけると、トランク片手に「じゃあな!」と一言、旅に出る。そんな風にふらっと旅に出る姿に憧れる。常識としがらみに縛られた普通の社会人である僕は、ふと思い立って旅に出るなんてなかなかできないけど、気分だけでもそんな生粋のトラベラーたちに見習いたいと思っている。

そういえば、今週水曜日に2018年ダイアリーのラインアップを公式サイトで発表します。2018年のテーマはトラベラーズトレイン。こちらも楽しみにしてください。それでは、皆様もよい旅を!
 
20170806a.jpg