2018年10月17日

TRAVELER'S COMPANY CARAVAN in Korea

20181017b.jpg
 
羽田発ソウル行きの飛行機は忙しい。朝早いフライトだったので、夜が明ける前に起床して家を出たから、搭乗すると同時に自然と眠りについてしまう。でもすぐに、シートベルトのサインが消えるのとあわせて、機内食の時間がはじまり目を覚ます。寝起きの目をこすりながら、機内サービスの映画を見ようと上映リストを眺めていると、前から気になっていた「ベイビー・ドライバー」を見つけて、チャンネルを合わせる。だけど映画がまさに佳境を迎えようとするところで、飛行機はソウル、金浦空港に降り立ってしまう。飛行時間はわずか2時間ちょっとで時差もない。東京とソウルの距離の近さを実感する。
 
7年ぶりのソウルの天候は、思ったよりも寒くはなく、日中は東京とそれほど変わらなかった。まずはホテルにチェックインをして、昼食をとることにする。歩いて見つけた食堂にあてずっぽうで入り、チヂミやプルコギなどをオーダー。韓国の定番サービスとして、2種類のキムチにサラダ、春雨、ナスの煮付けなどの小皿が、ずらりとテーブルに並ぶ。そして出てきた料理はどれも本当に美味しくて、それだけでもう、これから始まるソウルでの日々に期待がいっぱいになった。
 
イベント会場となるカフェor.erがあるのは、聖水洞と呼ばれるエリアで、かつては製靴業で栄えた町工場がたくさんある街だった。近年、工場が減っていくのに伴い、それらの古い建物をリノベーションしてできたカフェやレストラン、セレクトショップなどが、少しずつ増えている。
 
or.erもまたレンガ作りの歴史を感じる味のある建物をリノベーションして作られている。このエリアの中心地として、カフェの運営とあわせて併設するギャラリーでは、韓国のデザイナーの展示イベントや、アーティストなどによるトークイベントやワークショップを定期的に開催し、ソウルの情報発信基地のひとつになっている。今回、ギャラリースペースやカフェの一角をお借りしてトラベラーズのイベントを開催することを決めたのは、その雰囲気はもちろん、考え方にとてもシンパシーを抱いたからでもある。
 
会場に着くと、韓国の代理店の代表、Sさんが荷物を運んで待っていてくれた。まずはコーヒーを飲みながら、近況からイベントの段取りなどの話をすると、会場作りをはじめた。いつも忙しくてバタバタしてしまうのだけれど、この時間をけっこう気に入っている。まっさらな空間に、商品や什器が並び、POPやサンプルなどを置いて、ポスターを貼っていくにつれて、もともとその空間自体が持っている魅力とコラボレーションをしながら、だんだんトラベラーズらしい空気感を持つ空間になっていく。できあがると、トラベラーズファクトリーソウルができたような気分になった。
 
夕食は、or.erのすぐ近くにあるローカルな焼肉屋。明日はたくさんの人が来てくれるのを願いながら、乾杯をすると、久しぶりにSさんとお酒をかわしながら話をする。

そして、イベント初日。朝からノートバイキングの準備をしながら、ふと外に出ると、たくさんの人たちがお店の前に列を作って待っているのが見えた。イベントが始まる時間には、さらに列は長くなり、狭い会場に入るまで、長い時間お待たせしてしまうことになってしまった。だけどみんな僕らに笑顔を見せながら、商品を手に取ったり、ノートを作ったりしてくれた。
 
もうひとつ嬉しかったのは、この場所に集まった方々がトラベラーズノートを通じて、自然と仲良くなっていくシーンをたくさん見ることができたこと。カフェの広いスペースを使って、自然発生的にトラベラーズノートのギャザリングが始まり、みんなでお互いのノートを見せ合ったり、それぞれの使い方を説明したりしている。ギャザリングでおなじみのみんなのトラベラーズノートを重ねてタワーを作るシーンも見ることができた。そういえば、事前にあえて何も伝えずにサプライズみたいに香港からパトリックがやってきてくれたのも嬉しかったな。そんなわけで、ソウルでのイベントもまた他の国と同じようにたくさんの笑顔に溢れたハッピーな空間になった。
 
久しぶりの訪れたソウル。たくさんのトラベラーズノートユーザーに出会えたし、。美味しいものや素敵な場所もいっぱいあるし、それにわずか2時間ちょっとで行けるし、またゆっくり訪れたいな。皆さまもぜひ!

イベントで販売した韓国イベント記念アイテムは10月25日よりトラベラーズファクトリー 各店でも発売します。こちらもよろしくお願いします!

20181017c.jpg
 
20181017d.jpg
 
20181017dd.jpg
 
20181017e.jpg
 
20181017f.jpg
 
20181017a.jpg