旅の途中
台風直撃でイベントの開催がキャンセルとなり、ぽっかりと予定がなくなって休息日のような1日。本当だったらイベント後でぐったり疲れていたかもしれない時間に、少し早めにホテルの部屋に戻ってこの日記を書いています。
久しぶりの長い旅は、行程の3分の1を過ぎたところです。小説で言えばプロローグを終えて中盤に差し掛かり物語がいよいよ動き出したあたりでしょうか。物語の世界に入り込み、その面白さに気づきはじめたところで、まだ残りのページのたっぷりある。今後どんな展開をするのか楽しみでしょうがない。今の気分はまさにそんな状態です。
だいたい今回は出発前から波乱含みでした。出発前日に台風予報が出て、進路予想図を見たら、台風の進路は、倉敷でのキャラバンイベント開催日とぴったり重なっています。とりあえずもともとの開催日にイベントを行うかどうかの決定は先延ばしにして、予定を変えて、進路予想図では台風が過ぎ去っているはずの日に同じ会場で追加開催することを決めた上で出発することにしました。
先週のブログでは、天気が心配と書きましたが、まさに心配していた通りの状況になっています。ちょっと不謹慎かもしれないけれど、そんなところもトラベラーズらしいなと思ったりもします。
トラベラーズカンパニーの旅の序盤、京都ではたくさんの方が足を運んでくれて、たくさんの方とお話もできて、本当に楽しい時間を過ごすことができました。イベントとあわせて、チャルカの久保さんやNAOTの宮川さんと永田さんなど、関西にいる仲間も来てくれて、そんな方々と久しぶりにお会いできたのも嬉しかったです。
そして、京都から倉敷へ向かうと、倉敷までの距離が短くなるにつれて台風の気配を感じるようになりました。倉敷に着くとまずは、T.S.L Kurashikiへ。The Superior Laborの河合さんと話をして楽しみにしてくれている方もいるはずだし、イベントの開催については翌日の状況を見て決めようということになりました。
そして翌朝、台風がさらに接近しているけれど、僕らはやる気満々で会場へ向かい、準備をしていると突然、みんなの携帯からビー、ビー、と警告音が鳴り響きました。見てみると、倉敷市にも暴風警報が発信されて、外出を控えるようにとのこと。こうなると、開催は難しいと判断せざるを得ません。涙ながらに中止を決めました。
その後、雨風の中で倉敷の美観地区を歩くと、ほとんどお店が休業して歩く人もあまりいません。この日に参加予定だった方には大変申し訳ないけど、そんな倉敷美観地区を見ることができるのも貴重な体験だと思うようにしました。
さて、旅も中盤に突入し、トラベラーズキャラバンイベントは、延期開催の9月21日の倉敷、そして、9月23日の徳島へと続きます。そこでどんな出会いがあるのか楽しみですし、イベントの間には、はじめてお会いする方やはじめて訪問する場所での楽しみな打ち合わせも控えています。
旅もまだ中盤に差し掛かったところ。もう少し旅の高揚感に浸っていたいと思います。