2010年1月18日

ピラミッド建設


 
ぼんやりテレビを見ていたら、エジプトのギザでピラミッドの建設に従事した労働者の墓を発見した、というニュースが流れてきました。その墓は王のピラミッドに並んであり、この発見により、労働者は奴隷ではなく、国によってきちんと人格を尊重された人々により造られたことを示すことができるそうです。その前にも、ピラミッド建設が農閑期の雇用確保のための公共事業だったいう説や、労働者たちは家族と暮らし、怪我の外科治療が行われた証拠もあるとこと。
  
昔からのイメージにあるような、奴隷がムチで叩かれながら、強制的に働き造られたのでなく、自主的な目的意識を持った人々によって、誇りを持って造られたものだったいう説が有力になっているようです。ピラミッドのような巨大建築物は、さまざまな職人的な技術や創造力、それに関わる人々の熱意がないと出来ないものであるのは、簡単に想像できます。どちらが正しいかは、私には分かりませんが、奴隷によって強制的に造られたと考える方がむしろ偏見的な歴史観によってつくられたイメージのような気もします。
 
何もない砂漠の大地に、仲間たちが知恵と力を出し合い協力しながら、美しい巨大な建造物を作っていくことは、その成果をはっきりと目にすることができる分、きっと感動的なことであったと思います。現代では、なかなかそういう仕事ってできないですもんね。
 
写真は、チームの84booksがエジプト旅行に行った時に撮ってきました。ピラミッドはまだ見たことがありませんが、そんな話を聞くと、ますます見たくなります。
 
 

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