Customize too much
最近はバックパックで旅をすることもなくなってしまいましたが、昔は長期の旅に出る時には、必ずバックパックを背負っていました。着替えや本などの荷物を詰めてすっかり重く膨らんだバックパックを背負って家を出ると、旅の気分は盛り上がります。
成田空港までは、ちょっと控えめに抱え込むように持ち歩いていた真新しいバックパックが、現地に着いて旅が進むに連れて、ほこりっぽくよごれてくると、扱いも粗雑になっていきます。中にきれいにしまうのが面倒になり、サンダルやコップは外側のフックにひっかけてつり下げてブラブラさせながら背負ったりしていました。さらに旅が進むと、現地で手に入れた土産の楽器や派手な柄のストールがバックパックの脇から飛び出たり、増えた荷物のせいで中に入らなくなったシャンプーや石けんはビニール袋に入れられてフックに縛り付けたりしました。旅を続けるほどに、バックバック自体も変化し旅仕様にカスタマイズしていったのだと思います。
そんなわけで、写真のトラベラーズノートは長旅を共にすごしたバックパックをイメージしてカスタマイズしてみました。もちろん、イメージなので現実的な使い勝手は一切考慮してません。これは明らかにやり過ぎです。車高を下げすぎて、駐車場のちょっとした段差が越えられなくなった車や、ハンドリングに支障があるほど角度のついたチョッパーハンドルのバイクと一緒で、ここまでやるとカスタマイズも本末転倒です。
でも、これを作るのは楽しかったなあ〜。このやり過ぎカスタマイズやロールシール、クラフトファイルの版や型などの展示は現在トラベラーズファクトリーの2Fでご覧頂けます。ゴールデンウィークの予定にぜひ、トラベラーズファクトリーを加えていただけると嬉しいです。