2015年5月18日

NAGAREYAMA FACTORY TOUR

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トラベラーズノートのノートリフィルをはじめデザインフィルの様々な紙製品を作る流山工場ができたのは、1964年のこと。以来ずっと、ぼくらのものづくりの根幹であり、トラベラーズファクトリーもまた流山工場があるからこそできることに支えられています。
 
流山工場では、地域貢献のひとつとして近隣の小学校の社会科見学を受け入れています。製造するものがノートなど身近であることや、印刷から製本加工を経て完成するまで一貫で見られること、さらに大規模な工場と違って加工の瞬間を近くで見ることができるため、小学生にかなり好評で、依頼が絶えることなく長い間続いている行事となっています。
 
小学生にとって面白いものは、大人にだって楽しいはず。ぼくららしい工場見学イベントができたら楽しいだろうなあ、誰ともなく言い出したそんな言葉に、トラベラーズチームイベント担当141は、まずは自分たちでやってみようと流山工場ツアー実現に向けて動き始めました。今やトラベラーズファクトリーの人気イベントとなったノートバイキングだって、ファクトリーの2階でコーヒーを飲んでもらうことだって、最初はそうやって流山工場から始まったのです。
 
印刷や断裁、箔押しの工程を見学しながら、表紙の紙や箔の色を選び、最後に製本機のボタンを押して自分だけのオリジナルのトラベラーズノートのリフィルが完成させていく。それぞれの機械を動かすスタッフは、メカニックやドライバーのようだし、スタンプラリーみたいに各工程を巡ったら楽しそうだと考え、トラベラーズノートラリーと命名しました。ノートラリーの後には、スパイラルリングノートバイキングや、トラベラーズブレンドが飲めるトラベラーズカフェも開催しよう。そんな提案にお祭り好きの工場長をはじめ、ノートバイキングでいつもみんなのリングを綴じてくれるワタナベ氏も賛同してくれて、流山工場スタッフ全面協力体制で忙しい合間を縫って準備をしてくれました。
 
また、いつもは別の仕事をしている有志も参加し、ミドリのオリガミオリガミや似顔絵のカンバッジコーナー、サンプルとして保存してあったミドリの歴史的な商品たちを並べる展示会、本を持ち寄って交換するブック・ブック交換、そして、流山スタッフによる愛情たっぷりの料理が食べられるオジサン食堂も開催することになりました。

そして、イベント当日の5月16日。デザインフィルスタッフやその家族など60人以上が集まり、とても盛り上がった楽しいイベントとなりました。イベントの朝、工場長が食事の準備をしている時、「美味しそうですね〜」と言ったら、「美味しいかどうか分からないけど、愛はたっぷり込めているよ」と答えてくれました。愛がたっぷり込められている料理は美味しいにきまっています。
 
ものづくりやお店、仕事、仲間、家族、趣味など人やモノやコト、なんでも愛をもって接すること、愛を持てることに向き合うことが大切で、さらに愛が伝わったり、愛を伝えられたりすることこそ、それぞれの力を引き出し、より大きな感動へと導いてくれる。そんな当たり前なことを再び強く実感させてくれる素敵なイベントとなりました。
 
ノートラリーに流山工場ツアー、これはいつか皆さんも参加できるイベントとして実現しないとですね。

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