2011年11月14日

Spiral Ring Notebook Viking


 
第一回スパイラルノートバイキング、無事終了しました。たくさんの方々に参加いただきほんとうにありがとうございました。
 
このイベントは、去年の5月に流山工場で行った社内イベントが原型となっています。3年前に流山工場に社内の有志が集まって、一日だけのトラベラーズカフェをオープン。その翌年には、aalto cofeeより豆を取り寄せたり、壁やディプレイも作って、より本格的なカフェにして、みんなにコーヒーをふるまいました。そして、去年はトラベラーズプレスの時に作ってもらったトラベラーズブレンドやトラベラーズブレッドもメニューに加わり、さらにレベルアップ。そのときに、141考案のノートバイキングを実施しました。
 
社内イベントで遊びなんだけど、今回来てくれたリング製本職人のワタナベを始め、工場長やスタッフが、みんな面白がって仕事が終ってからその準備をやってくれました。ものづくりのプロたちが、本気で取り組むことで、いつかこんなことができたらいいなあと、思いながらとりあえず遊びとしてやったことが、ほんとうの仕事として実現できるんじゃないかって思えるようになりました。トラベラーズファクトリーの原型もまた、あの時の流山工場で作られたような気がします。
 
さて、そのノートバイキングですが、まずは1階で表紙を選ぶことから始まります。たくさんの色の箔押しもリング職人ワタナベの仕事です。表紙を持って2階にあがると、たくさんの種類の紙がお皿に盛りつけられています。定番のMD用紙やクラフト紙から、薄い紙、透ける紙、便箋を再利用した紙など、約20種類の紙の中からお好みの紙を選びます。
 
クラフト紙と白い紙を交互に並べたり、MD用紙のクリームと白をミックスしたり、途中に和紙やポケットを入れてみたり、使い道を考えながら自由に中紙を組み合わせられるのが楽しいところ。中紙が決まったら、職人のもとへ。その場でシュルシュル~とリング綴じ。パチンとペンチでリングを切って端を曲げるとオリジナルリングノートができあがります。最後に、シールを貼ったり、スタンプを押したりして、表紙をカスタマイズして完成。
 
スパイラルリングノートは、すべてこのように1冊ずつ手でリングを綴じて作られています。このノートを使っていただいている方々に、こんな人がこんな風にノートを作っているということを知ってもらうこと。普段は工場で作業をしているスタッフが、実際にノートを使っている方々と触れ合うこと。そんな場面がもっと生まれると、作り手にとっても使う方にとっても、より愛情をもって大切にものに向かい合うことができるような気がします。
 
今回のイベントでは、参加した方々はたくさんの笑顔を見せてくれましたし、私たちも楽しい時間を過ごすことができました。ノートバイキング、トラベラーズファクトリーの定番イベントとして、今後も開催していきたいと思います。